味噌屋庄助 [大森台駅/千葉市中央区]

入り口前に掲げられた木札に「味噌は日本人の宝物」とある。 味噌は「おふくろ」「ふるさと」「伝統」など、日本人の根源である何かをくすぐるキーワードが良く似合う。 本日やって来たのは味噌ラーメン専門店、その名は「庄助」。フル…

3.5
ラーメン
九州麦味噌らーめん
投稿日
2013年06月30日
ライター
Mr. X
九州麦味噌らーめん(味噌屋庄助 [大森台駅/千葉市中央区] )
九州麦味噌らーめん(味噌屋庄助 [大森台駅/千葉市中央区] )
九州麦味噌らーめん
3.5

入り口前に掲げられた木札に「味噌は日本人の宝物」とある。
味噌は「おふくろ」「ふるさと」「伝統」など、日本人の根源である何かをくすぐるキーワードが良く似合う。

本日やって来たのは味噌ラーメン専門店、その名は「庄助」。
フルネームで呼称するのであれば「味噌屋 庄助」だ。

大網街道沿いについ先日オープンした新店舗だが、その場所は同店がオープンする前もラーメン店だったので、居抜き出店であった。
「味噌屋庄助」は、フラインチャイズによるチェーン展開をしているようだが、店舗数や店の分布は不明だ。(調べていない)

現在14:05。入店すると、先客2組4名が席についていた。
店内は多少リフォームしたのかもしれないが、新築と見まがうくらいきれいな清潔感溢れる内装だ。
4人がけテーブルに通され、さっそくメニューを開く。
メニューには見開きいっぱいに、これでもかと味噌ラーメンが並ぶ。
よく見ると、「北海道」「信州」「九州」の3種類の味噌がそれぞれ楽しめるようだ。

味の特徴は、

  • 北海道味噌 濃口
  • 信州味噌  やや濃口
  • 九州麦味噌 甘口

とあった。

それぞれご当地味噌をベースにして、ノーマルな「らーめん」、それに加えトッピングが施された「野菜らーめん」「肉ネギらーめん」「炙りチャーシュー麺」、趣向を変えた「辛味噌」「タンタン麺」などがある。

まずノーマルな「らーめん」にすることは即決した。
そしてベースになる味噌だが、少し迷ったが「九州麦味噌」に決めた。
店員さんを呼んで、「九州のらーめん」と言って注文した。ここで「九州味噌の味噌らーめん」と言う必要はない。味噌は冗長である。
窓から景色を覗くと、急に空模様が怪しくなってきた。
「これは一雨来そうだ」などと考えていると、女性店員さんがラーメンを運んできた。

まず第一印象だが「チャーシューが乗っていない!」だ。
だがチャーシューの代わりに「さつま揚げ」がでんと構えている。
さつま揚げにチャーシューの大役が務まるのか いささか不安だったがその不安は一掃されるのであった(後述)

さっそく、いつもの自分作法にのっとりスープをひとくち、口に含む。
いままで味わったことのない味噌スープだ。やはり味噌が自慢だけあって、明らかに品質の高い味噌を使用している。
味噌の味わいは深い。そして熟成された旨みが感じられる。ただ、若干油の分量が多く、そこはマイナスポイントだった。
この味噌であれば、油はほんの少量で良いし、これ以上なら味噌は何でも良くなってしまう。

次に麺だ。
濃厚な味噌を受け止めるためには、これくらい太い麺でないといけない。
そして、これくらい縮れていないといけない。
この縮れ太麺は美味い。星みっつだ。

トッピングは、

  • もやし
  • さつま揚げ
  • 肉のそぼろ
  • 焦がしネギ

まず、さつま揚げだが、これにはやられた。
大きめ野菜がごろごろ入っており、食感・満足感ともに申し分ない。
このさつま揚げに和からしを添えて、鹿児島の芋焼酎でいっぱいやったら幸せになれるだろう。
メニューを見ると、「炙りさつま揚げ」として単品でも注文できるようだ。
今度テイクアウトして、酒のあてにすることにしよう。

その他、肉のそぼろと焦がしネギは、味噌ベースのスープにとても良くあっている。計算された組み合わせだ。

ラーメンをすすっていると、雨足が強くなってきた。
ゲリラ豪雨とはいかないまでも、ゲリラ大雨だ。
スマホの雨雲アプリで雨があがる頃合を見計らって、店を出た。

個人的に味噌ラーメン専門店には好んで来ないが、連れが行きたいと言うので、流されて来てみたのだが正解だった。
ラーメンはもちろん美味かったが、「炙りさつま揚げ」をイチオシしたい。


連れの注文品:信州味噌 味噌漬け 炙りチャーシュー麺

看板

ラーメン店詳細情報

来店日2013/06/30
店舗名味噌屋庄助
注文品九州麦味噌らーめん
お値段700円
本日の満足度 3.5
所在地 千葉県千葉市中央区仁戸名町480-255
最寄駅京成ちはら線大森台駅
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