![魚介系ラーメン(活力ラーメン元氣一杯 [稲毛駅/千葉市稲毛区] )](https://ramenlog.com/dn_wps/wp-content/uploads/2013/05/DSC_0549_s.jpg)
11時15分入店。本日の一番乗りだ。
本日 この近くに私用で来たので、ふと同店のことを思い出し、カウンターに座っている。
心情的には「昔のあの味がよみがえって欲しい」「もう一度チャンスを」という期待を抱いての来店だ。
というのも、前回の来店で、あまり印象が良くなかったので、もう訪れることもないだろうと考えていたのだ。
しかし、同店は自分にとって「節系ラーメン」のすばらしさを教えてくれた店。そう簡単にはサヨナラしたくない。願わくば、あの時の感動を再び味わいたいのだ。
店内を見渡して、おやっと思ったのは、壁に貼られたメニューの「魚介系ラーメン」だった。
同店では昔から魚介系(節系)は「元気一杯ラーメン」という名称だった。
わかりやすいように、そのまんまの「魚介系ラーメン」という名称に変わったようだ。
「元気一杯ラーメン」、そうそれは、かつお節やさば節などの「節」をふんだんに使ったラーメン。海原雄山も唸る、至高の逸品だった。
あの時の味わいを思い出すと、今でも幸せな気分になる。
というわけで、名前は変わってしまったが、お目当ての「節系」であろう「魚介系ラーメン」を注文した。
注文を終えると、ジャスミン茶をセルフでコップに注ぐ。昔からここのお冷はジャスミン茶だ。ラーメンを食べながら、合間に飲むジャスミン茶は口の中をさっぱりさせてくれる。ラーメンとの相性はとても良い。
ジャスミン茶をチビチビやっていると、「よし、よっしゃー」と何やら店主さんが連呼する声が店内に響く。響くといっても大声ではない。店内は静かなので少し大きめに聞こえるが、どちらかというと独り言に近い。
本日の仕込みに納得されているのだろうか。そう考えれば、少しでも期待感が高まるというものだ。
どんぶりにスープを注ぎ、麺をあげ、トッピングを盛る。
店主さんの作業を眺めつつ時間が流れる。
そして、いよいよ出来上がった。
「はい、元気一杯ラーメン」との声と共にラーメンが供された。
注文したのは「魚介系ラーメン」だが、「元気一杯ラーメン」と発声された。
やはり昔からの口癖に敵わないようだ。自分的にも「元気一杯ラーメン」として供されたほうが気分が良い。
では、「元気一杯ラーメン」をいただきます。
両手を合わせ、親指と人差し指の間に割り箸を挟み、軽く一礼する。
ひと呼吸おき、「いざっ」とばかりにスープをすする。そして味わう。
…正直に言おう。味わいは「こんなものか」だ。
他店であれば「それなり美味い」で片付けてしまかもしれないが、やはり「活力ラーメン」である以上ハードルは上がる。
いいかげんな「美味い」は避けたい。これは自分自身の「活力ラーメン」に対するソウルであり、礼儀だ。特別な存在であるからこそ、譲れない感情なのだ。
このスープ、前回よりは温度が高めで好感は持てる。しかし肝心の味わいだが、全体的に気持ちしょっぱい。そして、何より「節系」が弱い。もっと「節系」がほしいものだ。あの時の味を知っている以上、圧倒的に「節系」が足りない。
活力ラーメンよ、牙を抜かれてしまったのか。
それとも、酷使して刃こぼれしてしまった牙を研ごうとしないのか。
まだひと握りの期待はある。
その牙が研ぎ澄まされた時、いつでも呼んでほしい。

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ラーメン店詳細情報
来店日 | 2013/05/21 |
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店舗名 | 活力ラーメン元氣一杯 |
注文品 | 魚介系ラーメン |
お値段 | 640円 |
本日の満足度 | 3.0 |
所在地 | 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-14-4 サン稲毛ビル1F |
最寄駅 | JR稲毛駅 |
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