ども、Mr. X です!
所用で千葉大にやって来ました。
本日は8/31であり、ちょうど夏休みの真ん中ということで、学内は閑散としていると思いきや、学生さんや職員さんがたくさん居て少しびっくりしました。
というわけで所用の前に、まずは空腹を満たすべく、ラーメン屋さんに向かいましょう。
本日のターゲットは、正門から50mくらい離れたところにある「ラーメンショップ仙武」です。仙武は「せんぶ」と読むらしいです。
なお、千葉大の門ですが、西千葉駅から一番近いのは南門であり、今回は正門ですのでお間違えなきようお願いします。
正門からテクテクと歩くこと数十秒、あっという間にお店に到着です。
ラーメンのノボリが美しくはためいております。
上を見上げると、年季の入った看板が「ラーメンショップ」であることをアピールしています。
日本各地に分布が確認され、皆さんお馴染みのラーメンショップですが、通な方々の間では「ラーショ」と呼ばれ、熱狂的なファンがいるとかいないとか。
それでは、さっそく入店と参りましょう。
ガラスの引き戸に手をかけ入店すると、おばちゃん店員さん2名、先客0名(後客も0)という人員配備です。
店内はカウター席のみの構成で、目の前にはとても広大な厨房スペースが広がっております。
カウンター上にはメニュー類はなく、壁にダダーと紙ベースの質素なメニューが並びます。
メニューを拝見し、一考すること2秒、ラーメン(大)を注文しました。
お値段が安めの設定で、そこそこ空腹だったので普段あまり頼まない大(大盛り)にした次第です。
注文を聞いたおばちゃん店員さんですが、一瞬動きが止まりました。そこ見逃しません。
本当に一瞬ですが止まった後、「ラーメン大ね」と確認を促され、軽くうなずきました。
注文を終え、カウンター席に着席しつつ店内を見渡すと、壁に貼られた「記録に挑戦」「量が多い」という文字が飛び込んできました。
まさか!このお店、ドカ盛りのお店?そう瞬間的に脳裏をよぎり、おばちゃん店員さんに「大って量多いですか?」そう尋ねましたよ。
おばちゃん店員さんの情報によると「大は麺2玉、中は1.5玉」とのこと。
やられた、2玉も食べられない、ということで急遽「やっぱり中に変更できますか?そんなに食べられそうもないので」
おばちゃん店員さん、ちょうど麺を鍋に投入しようとしていたモーションを即座に止めて、「大丈夫よ、うふ」と言ってくれました。
「うふ」と言ったかは正直記憶があいまいですが、無事にオーダーを中に変更できたのでした。
おばちゃん店員さんに了解を得て、「記録に挑戦」を撮影させていただきました。
当店のラーメンは量が多いのが自慢の一つですが、その最大量の”大ラーメン”を二はい食べた方は無料とし、当店の記録に残します。われと思わん方は挑戦してみて下さい。但し丼の中にはつゆなど残すと失格です。又 健康管理は御自分で願います。食べすぎについては、当店では責任を負いません。尚 高校生以上とし、中学生以下はお断りします。
年季の入った手書きの張り紙、そして張り紙の左右には、歴代の覇者たちの健闘ぶりが垣間見えます。
第一号は、昭和56年9月16日の千葉大生であり、それは35年前に遡るのです。
35年間、コロシアムと化したこのカウンター上で、幾多の死闘が繰り広げられてきたことを想像すると、今夜は眠れそうもありません。
われと思わん方は挑戦してみて下さい。(張り紙より引用)
張り紙の撮影を完了し、カウンター席に着席すると目前にある食券の存在に気づきました。
こちらも年季が入ってますね。おそれいります。
そうこうしている内に、おばちゃん店員さんの手によりラーメン(中)が供されました。
おばちゃん店員さんの「熱いので気をつけて、丼の端を持ってね」とのお気遣いに細心の注意を払いつつ、そして慎重に丼を移動します。
ラーメンはこのような出で立ちとなっております。
- 丼がでかい!
- レンゲもでかい!
- スープの量が半端ない!
以上がファーストインプレッションです。
それでは頂きましょう。
いたぁーだきーまぁ〜す!
スープの部
まずはスープです。
ラーメンショップによくありがちなトンコツ風しょうゆ味と思いきや、同店のスープは純粋な鶏がらスープなのです。
たくさんの種類の野菜を筆頭に、様々な食材が溶け込んでいるため、少し濁りがあります。
個人的にはベースのしょうゆが若干濃いめで、塩分濃度も高めと感じましたが、そこまで批判する程度でもありません。
それとスープの量ですが、本当に多いです。丼が大きいので大量に入るわけですが、推定1.5リットルくらいありそうです。
あまりの多さに飲み干せませんでしたが、歴代の挑戦者達はこれを2杯も胃袋に収めたかと思うと、お腹がタプタプしてきました。
麺の部
何の迷いもない、まっすぐに伸びたストレート麺です。
子ども達もこのようにまっすぐ素直に育ってほしいものです。
1.5玉は本日の空腹具合に調度良い量でした。
レンゲの部
レンゲが大きいのでフィーチャーします。
手と比べると大きいのが分かりませんか?分からない方がいたら、それはそれで仕方なく、かつざんねんです。
このレンゲ、通常の2倍位の量を一気にすくえます。
この位大きくないと同店のスープ量に太刀打ちできない模様です。
メンマの部
ラーメンをすすりながら、厨房でメンマを味付けしているおばちゃん店員さんの作業を拝見しました。
黒胡椒であえられ、独自のしょうゆベースのタレに付け込まれたメンマの味はパンチが効いています。
ピリッと辛いのが特徴です。
チャーシューの部
見るからにパッサパサなチャーシューですね。
旨いですね、パサパサ。大好き♡です。
特に何の特徴もないですが、薄味で手作りなのがいいですね。
ご馳走様でした
完食(完飲ならず)しまして、ご馳走様でした。
同店は、マニアな方々の間でも謎のベールに包まれたお店らしいですが、気さくなおばちゃん店員さんが出迎えてくれる家庭的で安心感のあるお店です。
ラーメン(大)は600円とリーズナブルなので、コスパ優先で満腹になりたい方はぜひ。
帰り際、おばちゃん店員さんにお店の営業年数を伺うと、35年とのことでした。
開店当初から35年もの間、大食いチャレンジをやっている貴重なラーショであることを確認いたしました。
おまけ
数日前、中央3丁目の稲香居(ドカイ)という中華料店で小四郎さんと一緒にランチを食べました。
小四郎さんのチョイスは「牛バラ肉刀削麺」。
その際に小四郎による本物の「スープの儀」を生で見ることができましたので、記念に写真に収めておきました。
「スープの儀」とは、ただ単にレンゲでスープをすくって味を確かめる行為ではありません。
スープをレンゲに誘導し、全神経を集中してあらゆる角度からスープの表情をうかがう。そして一切の邪念を振り払い、真剣にスープと対峙する。
この孤高の行為こそ、匠の技である「スープの儀」であると再認識させられた一幕でした。
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ラーメン店詳細情報
来店日 | 2016/08/31 |
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店舗名 | ラーメンショップ 仙武 |
注文品 | ラーメン(中) |
お値段 | 550円 |
本日の満足度 | 3.5 |
所在地 | 千葉県千葉市稲毛区弥生町4-35 |
最寄駅 | 京成みどり台駅 |
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