元祖 札幌や [千葉駅/千葉市中央区]

梅雨真っ最中。
ここ数年、梅雨であってもあまり雨が降らないイメージがあったが、今年の梅雨は、これぞ梅雨よろしく、まあよく雨が降る。そして湿気が多くジメジメしている。
そんな梅雨にあって、今日はそれほど湿気が多くない。天候はやはり曇り空ではあるが、さらっとした軽い風が街中を吹き抜け、心地がよい。

札幌やへと、ひとり足早に歩いている。
無性に札幌やのやさしいみそラーメンが食べたくなったからである。
そして、あっという間に同店に到着。千葉駅から徒歩２分圏内なのである。

現在13:30、店のガラス戸を引いて入店。前回から約1年2ヶ月ぶりの来店である。
８割がたお客で埋まったカウンターに１席いただき、丸椅子に着席すると同時に「味噌らーめん」を注文。
すぐに女性店員さんが復唱すると共に、職人さんにオーダーを通す。

いつもと変わらない店内を何気なく見渡していると、その視界の中のメニューに目が留まる。
味噌らーめん530円。前回来店時は500円だったので、増税の影響で30円値上がったようだ。

注文から約４分で「味噌らーめん」が供された。
いつもと変わらないビジュアルでとても安心する。ビジュアルもやさしさで溢れているのだ。

レンゲでスープをすくい、まずひと口。
もちろん、いつもと同じやさしい味だ。程よく冷房が効いた店内で、温かいやさしい味噌のスープをいただくこの贅沢。
530円のラーメンで何言ってんの？と言われる方もおられるでしょうが、個人的には値段でなく、このやさしさが贅沢なのです。
同店特注の中太麺も、いつものごとくモチっとしていて美味い。
噛んでいると、コーンポタージュのような香りが鼻から抜ける。なぜかコンポタのように感じるのだ。

スープと麺をバランスよく食しつつ、そして黙々と食べ進める。
ちなみにトッピングは、メンマ、ワカメ、チャーシュー、刻みネギ、ゆで卵、である。

丼を両手でかかえ、レンゲですくえないスープまで飲み干す。
備え付けのテーブルナプキンで口元を拭い、ご馳走さまでした。

今回もやさしさをありがとう。
そして駅近な立地に感謝。

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