丸源ラーメン 千葉寺店 [千葉寺駅/千葉市中央区]

ども、Mr. X です！

本日は「丸源ラーメン 千葉寺店」にやって来ました。
同店はこの千葉寺の地で古くから営業しているラーメン屋さんです。
大網街道と末広街道をつなぐ比較的広い二車線の道路を通れば、誰もが巨大な黄色い看板に気付くお店です。

日曜のお昼ジャスト13:00、お店に到着しました。
同店のキャパシティーは比較的大きく、座席数110席、駐車場60台という規模であります。
なお、同店は４，５数年ぶりの訪問になります。以前の味の記憶はほとんどありません。

さっそく入店すると、カウンター席を除き、テーブル席は約９割程度の稼働状態であり、そこそこ込んでいます。
日曜のお昼とあって家族連れが多い印象です。
ですが運よく、ほぼ待つことなく窓際のテーブル席に案内されました。

座席に腰掛け、それではメニューを見てみましょう。
時間帯的にチャーハンと麺類がセットになったランチメニューがお奨めのようです。
しかし、がっつり食べる気分ではなかったのでランチはスルーです。
グランドメニューを覗いてみると、醤油、とんこつ、味噌、塩とメジャーどころのスープが一通り揃っています。
何かに特化することなく、多様なニーズに対応する戦略のようです。

しかし、先ほどから気になるのは「肉そば」「肉そば命」の掲示です。
店外では駐車場を取り囲むように「肉そば」のノボリがはためき、店内では数多くの「肉そば命」の張り紙を目にします。
暗示にかけられるわけではないですが、ここまで「肉そば」を推されれば食べてみようと考えるのが人情でしょうか。

以前来たときはこれ程「肉そば」を推していた記憶はないですが、記憶は曖昧なのでこの限りではありません。
グランドメニューの筆頭に「肉そば」が位置していることもあり、ここは素直に「肉そば」を頼んでみましょう。
「肉そば命」がどれ程のものか、そして「命」を掲げている以上、それは生命の源であり、お店の生命線なのでもあります。
お店の威信をかけた逸品であろう「肉そば」と勝負なのであります。

というわけで「肉そば」のオーダーと相成りました。

待つことしばし、１０分程度でしょうか、「肉そば」が供されました。

vs. スープ

まずはスープとの真剣勝負です。
ひとくち口に含むと、うんオイリー。
レンゲにすくったスープを見ればお分かりだと思いますが、そこそこ油っぽいです。
味は醤油ベースなのですが、油が勝ってしまい風味はイマイチです。
熟成醤油と謳っており、その熟成感が感じられないのが少しざんねんではあります。

vs. 麺

続いて麺ですが、これは本当に良くある普通の麺です。
しかしこれはこれで良いと思います。
このスープに奇をてらった縮れ太麺や細麺ストレートなどは合わない気がします。
賢明な判断でしょう。

vs. 肉

「肉そば」であるがゆえんの「肉」を頂いてみましょう。
ネギなどのトッピングの下に隠れて見えませんでしたが、豚バラが４，５枚入っています。
このお肉、何というか寄せ鍋などの鍋料理のときの豚肉、そう、火が入り過ぎて放置されてしまった豚肉、そんな印象を受けました。
触感としては若干堅めでパサパサしていますが、下味が付いているので単品でも十分食べられます。
しかし、「命」というほど「命」をかけてよいものなのか疑問が残りました。

食べ進めると、やはり全体的にオイリー感があるひと品ですが、実は１点だけやられた感がありました。
それは、トッピングの「紅葉おろし」なのであります！

この「紅葉おろし」と一緒に肉や麺をいただくと、何という事でしょう、あのオイリー加減がそこそこ緩和されます。
これは考えられていて感心しました。恐れ入りました。

テーブル脇には様々な調味料が並べられ、お好みのお味に調整可能です。

その中にあった「八味」に目を引かれ、一振りしてみました。
「一味」はＮＧなわたくしですが、「七味」はまあまあ好きです。
その「七味」のさらにひとつ上を行く「八味」のお味とは？

まぁ想像通り「七味」と変わりませんが、味に変化を付けたい時にこの「八味」はアリではないでしょうか。

総括しますと、

• 大きな駐車場
• 大人数収容可能な店内
• 標準的なメニュー構成
• マニュアル化されたオペレーション

などを勘案しますと「ラーメンに特化したファミレス」といった表現がしっくり来ます。

たまには家族や親子でラーメン、そんなシチュエーションには同店はもってこいでしょう。
お子様からお年寄りまで、ファミレス感覚で安心してラーメンを食べられるお店であることは間違えありません。

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