肉玉そば越智(おち) 八街本店 [八街市 / 八街駅]

(´◔౪◔)۶ 八街の越智でヤンスっ！！！

越智。ヒカルの碁を読んでた皆さんは読めますよね。読み方はオチ。
ということで本日は千葉県は八街市、八街駅からは少し離れたロケーションの元祖肉そば越智さんへGOGOGO〜〜〜〜！！！

八街駅から少し離れた所に2020年6月に新規オープンした越智。肉玉そばを冠にしたラーメンで、昼時には店外待ちが出るくらいの人気店らしい。もともとラーメン店自体少ない八街エリアのラーメン勢力図を一気にぬり替えそうな勢いのようだ。

まず特筆すべきはスープ。鶏・豚・牛のトリプルスープというオリジナリティのある越智自慢のスープは、濃厚というより濃密な、ジャンルでいえばドロリ系に近い。ガツリ(酒々井)の系列や千葉の福たけにも近い感はあるが、濃厚な旨味に加え、塩気も程よくバランスが整い、かついやなクサみなどまったなくないマイルドな仕上げ。こいつはウマい。

肉玉そばと名するにふさわしく、豚バラ肉と卵黄が丼面に映える出立ち。この品の勝負どころである豚バラ肉は、しっかりと厚みがあり確かな存在感を持つ。多めの油でややカリカリ気味に火を通され、シンプルに味付けされた豚バラ肉は、スープの力強さと麺の主張にも負けずにうまく調和している。豚肉自体が何かウマい気がするのでメニューをよく見ると、「千葉県産ホエー豚」とある。八街産では無いが、ホエー豚とはホエー(乳清)をたっぷり飲ませて育てた豚。脂肪の甘みがあり、柔らかいのが特徴らしい。ホエイプロテインとかのホエイと同じ。ふーん、これウマいね。

さて卵黄だ。こいつはスープに溶かしてしまうのか、はたまたご飯に使おうか迷ったが、今回はご飯に使おうと決めた。豚バラを2枚に卵黄を白ごはんにのせ、一気にかき込む。これは完全に正解だったと思う。よくテレビでやっているような、こだわりの和食店で出す「卵かけごはん」だ。これでトリュフがのっていれば最高なんだが。ちなみに小ごはん一杯目は無料サービス。

越智の麺は最近つけ麺系でよく見るタイプのストレート麺。タピオカ粉入りとあるが、麺にモチモチした感じがあるのがそれなのか。スープに負けない存在感があり、芯まで熱せられてアツアツの激アツ。濃厚スープにはこのくらいしっかりした太麺でないとバランスがとれない。麺量は200gでもしっかり食べた感が得られて満足だ。

八街五区の交差点を佐倉方面に進み榎戸駅と八街駅の真ん中あたりに新規出店した越智。肉玉ラーメン一発勝負という男気のあるメニュー構成で、開店から3カ月の間に地元八街民への支持をガッチリ獲得した感が見受けられた。ラーメンの出来栄え自体も素晴らしいと言えるが、来店客一人ひとりへの気配り、一挙手一投足を見逃さないサービス精神が感じられ、来店客目線のそのスタイルを続けることができるならこの先何年もこの土地の人気ラーメン店として賑わい続けるだろうと思う。ぜひまた次も行きたいと思えたラーメン店越智、一度食べてみてください。

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